其々の想い募らせて 渡ってきたよ嘉する島
波に心も身体も揺られて 見えてきた赤瓦
踏みしめたタイミングは違えども
身を宿したのは同じ場所
月日が経てば 歩み寄る
其々の色の生糸で 次第に絡みゆく
見えてたもの その違いを確かめる
見えてなかったもの その想いを噛みしめる
青空広がる島の空 雲の白さに心後ろめたい
人は自分の弱さにナルシストだから
“弱くていいよ”なんて歌うラブソングに
心浸り目を閉じて 静かに身を委ねる
度々の嵐訪れて 変わりゆく島の輪郭
草木も気持ちも風に吹かれて 咲き終わる島の花
見上げたタイミングは違えども
広がる同じ空の下
星空眩い島の夜 満ちる月夜に心満ち足りない
人は自分の弱さにナルシストだから
“そのままでいいよ”なんて撫でる掌に
心浸り目を閉じて 静かに身を委ねる
弱さを経てない強さは無いけれど
弱さを経てなお弱いままではいけないな
そろそろ自分でも気付いているでしょう?
君なら 今なら もう少し強くなれるから
誰かに書かされた人生に 縛られてはいけないな
波の音が静かな島の夜 陽に輝く島の海
人は自分の弱さにナルシストだから
少しネガティブな自分を愛でるけど
その弱さに酔いすぎてもいけないな
素直さと弱さは似て非なるものだから
そろそろ自分でも気づいているでしょう?
君なら 今なら もう少し笑顔になれるから
自分で自分の物語を書いてみなくちゃな
いつの日か叩いた扉のその先が
ハッピーエンドで終わる物語の始まりでありますように
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