先日、「岡本太郎と沖縄」展へと行ってきた。
メインの展示スペースへと続く通路の壁に書かれていたいくつかの言葉の中の一つ。
岡本太郎が沖縄に訪れた際に、沖縄の〝御獄(うたき)〟を見て口にした一言。
「何もないこと」を目にしたとき、その瞬間、感動と恐怖が同時に押し寄せ、僅かながらそのどちらかの勝った側の感情を、人は抱くのではないかと思う。
東日本大震災、津波が去った後のその情景はまさに「何もない」。
そして、僕にできるほんの僅かなことを覗けば、僕に力が「何もない」。
その事に恐怖している。
悔しい。歯痒い。切ない。
今、僕と同じ歳の人や近い年齢の方々、多くの人が復興の第一波として活動している。
〝尊敬〟以外、抱けない。
絶対に力をつける。
今、何も出来ないが、必ず復興の第二波、第三波として、力になれるように。
もう、復興に向けてすることが「何もない」。
そうなる日を一日でも早く。
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